
格安SIM歴10年・楽天モバイル歴4年の筆者(じゅん)が“自腹検証”をもとに語ります。
5Gエリア拡大の現在地
- “失敗しない”エリア確認方法
リアルな速度レポートと活用シーン
5Gを120%活かすための工夫
まとめ:今すぐやるべきチェックポイント
はじめに ─ 「5Gって本当に使えるの?」
ポケットに入れたスマホのアンテナピクトが、ふいに“5G”へ切り替わる瞬間──思わずニヤッとした経験、ありませんか? 僕は去年の秋、通勤途中の高架下で初めてその表示を見たとき「お、時代が追い付いてきたぞ」と声が漏れそうになりました。
とはいえ、
自宅や職場ではまだ4G止まり
屋内に入ると電波が1本だけ
……なんて場面も多いのが現実。この記事では、そんな“5Gあるある”を解消すべく 「いま楽天モバイルの5Gはどこまで届いているのか」 を、公式データと僕のフィールドテスト両面から語っていきます。読み終わるころには、あなたが 「5G対応を急ぐべきか、まだ様子見でいいか」 見極められるはずです。
1. どこまで広がった?楽天モバイル5Gの現在地
まずは数字から。2025年3月、楽天モバイルは 全国47都道府県で計17,494局の5G基地局 を運用しています。主要都市の屋外では「5G常時接続」が珍しくなくなり、郊外や屋内も着々とカバー中。

出典:楽天モバイル公式サイト
5Gの“3本柱”を整理しておこう
周波数帯 & バンド | カバー範囲 | メリット | 代表的な利用シーン |
---|---|---|---|
Sub6 (3.7 / 4.5 GHz) | 広い | 4G比で高速・低遅延 | 動画視聴・SNS |
ミリ波 (28 GHz帯) | ピンポイント | ギガビット級の超高速 | 大容量DL・AR/VR体験 |
プラチナバンド (700 MHz帯) | 屋内・地下 | 建物や地下でも届きやすい | マンション・地下街 |
僕の体感をひと言で言えば、Sub6で“面”を取り、プラチナバンドで“屋内”をじわじわ攻め、ミリ波で“花火”を打ち上げる──そんな三段構え。2025年後半からはプラチナバンドの建物内カバーが進む予定なので、「5Gは外でしか掴まない」という不満は減っていくでしょう。
2. 3ステップで失敗しないエリア確認
「契約してから後悔したくない!」──それなら“事前チェック”が鉄則。僕はいつも次の順番で調べています。
ステップ | やること | ココを見ろ! | 所要時間 |
Step1 | 公式サービスエリアマップ | 自宅・職場・よく行く店が5G色か | 約1分 |
Step2 | my楽天モバイルアプリ | “4G/5G”表示と電波バー本数 | 約30秒 |
Step3 | SNS・掲示板で口コミ検索 | 同エリアの速度報告&不満点 | 約1分 |
こう書くと面倒に見えますが、実際やってみると 合わせて3分もかかりません。マップで地名検索 → アプリ起動 → SNSで「楽天 5G ○○市」で検索、これだけです。
そして大事なのは、“屋内⇔屋外”を行き来して電波が切り替わるポイントを体感すること。これを一度経験すると、自分の生活圏で5Gが実用レベルかすぐ判断できるようになります。
下記の公式サイトでご自身のお住まいが5Gエリアかチェックできます👇
楽天モバイル公式サイト
3. 実測レビュー:数字の裏にある“肌感”
「机上の理論はわかった。で、実際速いの?」──そんな声が聞こえてきそうなので、僕の測定結果も共有します。場所が特定できないよう 環境だけ をざっくり書き添えました。
シーン例 | 下り平均 | 上り平均 | Ping | ひとこと感想 |
都市部・屋外 | 250 Mbps | 18 Mbps | 25 ms | YouTubeが秒で再生開始 |
集合住宅・屋内 | 160 Mbps | 15 Mbps | 35 ms | オンライン会議も余裕 |
郊外・屋外 | 90 Mbps | 11 Mbps | 40 ms | 4Gより2〜3倍速い体感 |
数字だけ見ると「都市部強し」ですが、実はPingの安定度がカギ。オンラインゲームや通話をよく使う人は、下り速度よりPingの低さ(=応答の速さ)をチェックすると満足度が上がります。

先日、屋外のベンチでSpotifyの“高音質ストリーミング”設定にしても途切れず再生できました。4G時代はバッファが挟まることも多かったので、地味に感動ポイントです。
4. 5Gを120%活かすための4つの工夫
表でさらっと触れましたが、ここでは 「実際やって“効果あったな”と感じたポイント」 を語ります。
① 端末はケチらない
「どうせなら安い機種で――」という気持ち、僕もわかります。が、n77&n257に非対応のまま5Gを名乗る端末 も少なくありません。買い替えサイクルは数年に一度。ここで1万円を惜しむと、後で「真の5G体験」を逃します。
② アプリの“自動更新”は5Gマークが光った瞬間に
屋外で5Gを掴んだら、Playストア/App Storeの自動更新をONにして数分放置──これだけでWi‑Fi要らずでまとめて更新が終わります。30本ほどの更新が1〜2分で終わったときはさすがに笑いました。
③ 屋内は窓際ファースト
プラチナバンド普及までは“窓際作戦”がまだ有効。スマホを窓側に置く、PCテザリングならルーターを窓辺に寄せる──小技ですが 速度が1.2〜1.3倍になった ケースもありました。
④ Wi‑Fiを味方にする
「無制限プランだから全部モバイル通信で!」は確かに爽快。ただし バッテリー消費が激しくなる ので、家ではWi‑Fiに逃すほうが長く快適に使えます。5Gは“必要な場面で全力”がちょうどいいです。
まとめ|あなたが“いま”やるべきたった1つの行動
公式エリアマップで自宅と職場を検索する──まずはこれだけやってみてください。
その上で、
マップで5G色 → アプリでも5G表示 → Pingも30ms前後
これが満たせるなら 「乗り換えどき」 です。

最後まで読んでくれてありがとうございます!
僕自身、4Gが主流だった頃は「5Gはまだ先」と思っていましたが、Sub6が広がった今はもう戻れません。迷っているなら一度プリペイドや短期契約で試すのもアリ。“5Gで生活がどう変わるか” を体感してみてくださいね。
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